2014年、(ファッション)ECの動きを振り返ってみる
もうすでに2015年がスタートしてしまいましたが、備忘録も兼ねて
昨年の動きについてまとめました。
1.オムニチャネルを見据えた大手アパレルのECサイトリニューアル
└最近ではナノユニバースが上記に当たる動きを見せておりましたが、それ以外の企業でも多くのサイトがリニューアルをしました。
目的は特にデータの基板を整備するためが大きかったのではないかと思ってます。
というのも、オムニチャネル、つまり顧客のシームレスな体験を提供することは、それぞれが独立したシステムでは実現出来ないからです。
恐らくこの動きは今年も継続するのではないかと。
2.より精度の高いプッシュ型のマーケティング手法
└クロスチャネルキャンペーンマネジメント(CCCM)、CRMツールの進化、接客ツールの登場により、よりone to oneに近いアプローチが出来るようになってきました。
3.直営サイトとECモールの住み分け
└ZOZOTOWNを代表するようなECモールの成熟化とともに、自社の直営サイトとの住み分けを考えさせられた1年だったのではないかと思います。
これら3つの動きを挙げましたが、その他にもあると思います。
しかし、それらの共通する目的は「どの顧客に対しても同じサービスを提供する」または、「提供する基板を作る」ということのように思えます。
これがオムニチャネルという言葉がバズワードになっている原因なのかもしれません。
またオムニチャネルの流れは本当に市場にあっているのかという視点でも書いてみようと思います。