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EC Hack ”ファッション通販/WEBマーケティングのネタ帳”

eコマース界隈の情報をアウトプットしていきます。

ファッションECサイトのコンテンツ活用について考えてみる

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最近、徐々にアパレル・ファッション企業のWeb戦略においてコンテンツに力を入れて運用・情報発信を行っている企業が増えてきているように感じます。なので、一度それらをまとめてみようと思います。

もちろん通販サイト内の1コンテンツとして見ると、Q&Aや商品レビューなど種類は多岐に渡りますが、今回は通販サイト内のコンテンツではない形で上手く連動している、またはしていくであろう例をいくつかにグルーピングしてみました。

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マガジン型

すでにブランドに感心がある消費者、またはその商材に対して感心の高い消費者に興味を持ってもらうコンテンツを編集し提供している形。

SHIPS MAG(シップス)

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SHIPSが運営しているメディアで、雑誌に近いイメージのコンテンツです。自社の商品をシーンやトレンドに合った形でセレクトし、商品を紹介するコンテンツもありますが、それ以外にもアーティストなどの「ヒト」にフォーカスした記事、食や旅などライフスタイルを中心としたコトを発信する内容など、バラエティに飛んでいます。こういったコンテンツを生活の一部、習慣づける仕組みがしっかりとしていることでブランドと消費者の距離が近くなり、徐々にロイヤリティの高い顧客が形成されていくのかなと感じます。

 

メガネスタイルマガジン OMG Press(Oh My Glasses)

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Oh My Glassesが運営するメガネの情報マガジン、OMG Press。これまでファッション雑誌ではあまり扱われていなかったメガネにフォーカスした情報を発信しています。消費者のニーズをとらえたコンテンツですね。ECサイトの訪問者の半数ほどがこのOMG Pressの読者ということもあり、しっかりとECサイトの新規顧客獲得も出来ているのではないかと思います。またあえて競合ブランドのことも紹介するなど、メディアとして中立であるという印象を読者に与えているのかなと感じました。

 

キュレーションメディア型

複数の情報や商品をまとめてそれを記事として生成する、またはその分野で影響力のある人を立て、その人が選んだコトやモノをコンテンツとして提供する形。

FASHION JOURNAL CLIP(ViS:ジュングループ)

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 Visが運営するメディア(FASHION JOURNAL CLIP)で、meryや4meee!に近いまとめ系のサイトです。(それをキュレーションと言って良いのか微妙なところですが。。。)

ブランドがこういった運用を行うと、紹介する商品も縛られるので難しい部分もあるかもしれませんが、ターゲットとしている消費者たちが日頃困っているコトに対する答えを記事として発信することでブランドを利用していなかった消費者を顧客に引き上げる役割を担っているのかなと思います。記事毎のView数を見ても閲覧している人は一定のボリュームがありそうですね。

 

me likey(cotta:TUKURU)

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ファッションというくくりとは少し外れてしまいますが、お菓子・パン作りをする材料を扱っているcottaが運営するコミュニティサイトに近いキュレーションメディア、me likey。対象ターゲットの心理を上手く利用した事例だなと感じたので選んでみました。

お菓子・パン作りのプロ、いってみれば主婦の方たちがキュレーターとなって、オススメのアイテムやレシピを紹介するというものです。ニッチなコミュニティなので、その中でも「神」みたいなキュレーターも誕生しそうです。ハンドメイドで何かを作る人はそれを人に紹介したいという欲求があるので、その場を提供するだけで半自動的にコンテンツが生成されるという仕組みになっていそうです。手芸やDIYなどでも同じニーズはあるのではないかと感じます。

 

コミュニティサイト型

すでにブランドの顧客であるユーザがそれぞれでコミュニケーションを取れる形。またそれが友人などの繋がりがある人に対して紹介されるフローが設計できているかどうか。

my muji(無印良品)

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無印良品が長く運営している、顧客同士のコミュニケーションを図ることが出来るmy mujiです。ロイヤリティの高い顧客ほど、自社の商品を紹介、またはレビューを発信してくれるという心理をとり、自然と友達にReferral(紹介)をしてもらうというフローが出来上がっています。SNSのIDと会員IDを連携させることで、会員情報では取得できない情報も取り込んでマーケティングに役立てる活動を行っているようです。

 

オンナノコノキブーン(LOWRYS FARM)

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最近ティザーサイトが公開されたLOWRYS FARMが運営する、オンナノコキブーン

まだ内容が分かりきっていませんが、公開されている情報からも、10代後半~20代前半の女性が親しみやすいコンテンツを用意しているようです。動画・Instagramとの連携・selfie(自分撮り)など。Girls YouTuberを囲っている3Minuteとも連携するようなので今後の動きにも注目ですね。

 

ブログ型

主にサイトの運営者、または店舗スタッフがリアルタイムな商品を次々に記事としてアップさせていく形。

BASE(ベイス)が提供するブログ機能

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誰でも気軽にECサイトを開設できるサービスを提供しているBASE(ベイス)がブログをサイト内にもてる機能をリリースしていました。

誰でも通販サイトを立ちあげれる時代、最初にぶち当たる課題は集客かと思いますが、その課題に答えてくれる機能ではないかと思います。

SEOが効き始めるのも、数十もしくは100記事ぐらいを超えたあたりからになると思うので、とにかく地道に商材と親和性の高い記事をアップし続けれる人がこの恩恵を受けられると思います。

→Blog Appsの紹介ページはこちら

 

カエルパルコ(PARCO)

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試験的に一部店舗で実施していた、パルコショップブログのカエルパルコを拡大しています。スタッフが書いた記事を見て欲しいと思った商品をそのまま購入できるというものです。また今年1月にはPARCOの通販サイトも閉じ、今後こちらに重きをおくようです。利用者が商品を買う際は、店頭受取りも選択出来るようになっており、ブログを書くスタッフからすると、反応が直に分かりブログを積極的に書くモチベーションも維持できる仕組みかなと。

すでにショップブログというコンテンツが存在し、それをどう売上に繋げるかという機能強化の事例ですかね。ブログにはその他にもWEARと連携し、コーディネートを充実する動きも行なっているようです。

 

最後に

上記で紹介した以外にも各社、コンテンツをどう生成し、活用していくかを試行錯誤しながら行っているようです。失敗しないためには

・通販サイトの一部として扱わない

・とはいえ通販サイトとの連携は必要

・ブランドの商品だけの紹介は避ける

・自動的にコンテンツを生成する仕組みにする

・もしくはコンテンツを資産とみなし、その価値の共通認識を持つ

・ターゲットとなる消費者が持っている課題の答えをコンテンツとする(コンテンツ=答え)

というようなことが必要かなと感じます。

まだコンテンツマーケティングという部分で成功している企業・ブランドも少ないのでこの分野も大変興味深いですね。

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