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キャンペーン事例(Instagramを利用したブランドプロモーション)【2015年3月 Part2】

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今月のキャンペーン事例は2回に分けて記事をアップします。

今年はやはりInstagramが注目で、その活用方針や体制を議論する年にもなりそうな気がします。

また広告の導入も試験的に進んでおり、今後、広告の受け入れられ次第ではメディアとしての進退にも関わってくるのではないかと思います。

 

 

■H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)のinstagramキャンペーン

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  • 目的:情報拡散、ロイヤリティアップ
  • 内容:店舗のPOPやポスター、またはプレスのアカウントで投稿された指定の画像を撮影し、特定のハッシュタグで応募するというもの。抽選で1名にJACQUES LE CORREのスペシャルバージョンが当たる。
  • URL:http://www.hpfrance.com/Blog/goldie/2015/01/039018.html

 

ブランドのターゲットにとって魅力的な商品、1点モノをプレゼントするというのはかなりロイヤリティの高いキャンペーンなのかなと感じました。また、TwitterのRT(リツイート)にあたるregram(リグラム)するというアクションも対象となっているキャンペーンは珍しいのではないでしょうか。店舗からWebへはもちろん、店舗に行けないユーザも参加できる仕組みになっていますね。

 

■JUN RED(ジュンレッド)のInstagram投稿キャンペーン

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  • 目的:情報拡散
  • 内容:JUNRedの商品を身につけたコーディネートを撮影、またはスタイリングに取り入れたいJUNRedの商品の画像を特定のハッシュタグをつけて投稿。抽選で8名に定番のシャツをプレゼント。
  • URL:http://www.junred.jp/special/stylingcontest/

 

該当ブランドの商品を持っているユーザはもちろん、商品を持っていないユーザも参加できるように、条件の敷居を下げています。キャンペーンサイト上にも投稿された画像がリアルタイムに流れているので、盛り上がっている感を演出されています。

 

■MARGARET HOWELL idea watch(マーガレット・ハウエル アイデア ウオッチ)のキャンペーンサイト

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  • 目的:商品PR
  • 内容:SNSで注目を集めるモデルhito、あわつまい、村田倫子をはじめ、ライフスタイルプロデューサーの村上 萌、バークインスタイルのLaura、お菓子屋o-kitchenの藤吉陽子、花屋“hibi”の久野恭子など、ファッション感度の高い女性から支持される女性たちが登場し、それぞれが時を感じる瞬間を商品とともに自身のInstagramに投稿
  • URL:http://margarethowellideawatch.jp/

 

特設サイトでは該当の時間に投稿されると、その投稿が時間を知らせるとともにタイムラインに流れてくるという仕組み。Instagramを使ってソーシャルカタログのようなものをコンテンツとして作り出しています。ファッション感度の高いある種のインフルエンサーを起用することで、その感覚に共感するユーザに商品の世界観を伝える仕組みになっているようです。

 

■Marc by Marc Jacobs(マーク BY マーク ジェイコブス)のInstagramを活用したキャスティング

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  • 目的:ブランディング、CSR
  • 内容:2015年春夏キャンペーンに登場するモデルがすべてInstagramによって集められた一般ユーザのようです。ハッシュタグ #castmemarc をつけて投稿されたユーザーの写真から選ばれたようです。
  • 参考サイト:http://itwall.tumblr.com/post/109378282670/instagram-marc-by-marc-jacobs

 

ユーザからの憧れが強いブランドほど、キャンペーンビジュアルとして起用されることが名誉あることなのかなと思います。また、将来ファッション業界で活躍していく学生に対してのCSR活動も兼ねているのかなと。

 

■PEACH JOHN(ピーチジョン)の「selfie」投稿キャンペーン

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  • 目的:情報拡散、新規獲得
  • 内容:海外、国内でも流行っているselfie(自分撮り)を参加条件にしたキャンペーン。毎日1名、WINNERを発表と10,000円をプレゼントするというもの。
  • サイト:http://www.peachjohn.co.jp/pj/special/pjgirl/

 

流行りものを取り入れたPEACH JOHNらしいキャンペーン。自分撮りというハードルは10代~20代前半のユーザにとってハードルは高いものではないのかもしれませんね。毎日WINNERを決めることで、選ばれたユーザはちょっとした自慢をして、それがまた情報の拡散に繋がるのかなと思います。

 

 最後に

今回はキャンペーンによる新規獲得という目的以外の手法について事例をまとめました。Instagram自体がファッションとの相性がよいこともあり、今回の事例のようにブランディングやコンテンツへの活用という目的で使用するケースも増えてくるのではないかと思います。

 

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