オムニチャネルはデータを連携させる事ではないと思う
と語弊があるタイトルですが、オムニチャネルの為のデータ連携はあくまで手段の1つであるということです。
オムニチャネルという言葉が日本で使われ始めて、一年ぐらい経過したでしょうか。
オムニチャネルってなんぞ?
オムニチャネルとは、実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合すること、および、そうした統合販売チャネルの構築によってどのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現することである。
オムニチャネルでは、実店舗、オンラインモールなどの通販サイト、自社サイト、テレビ通販、カタログ通販、ダイレクトメール、ソーシャルメディアなど、あらゆる顧客接点から同質の利便性で商品を注文・購入できるという点、および、ウェブ上で注文して店舗で受け取ったり店舗で在庫がなかった商品を即座にオンラインでの問い合わせで補ったりできるよう販路を融合する点、といった要素が含まれる。(IT用語辞典バイナリ)
ということらしいです。頭の悪い私にはよく分かりません。。。
自分なりの解釈ですが、
「顧客ごとに購買行動が異なるから、自社で保有・管理しているメディア(オウンドメディア・アーンドメディア)の情報は整備・統一して、どの顧客に対してもブランド基準のサービスを提供しましょう」
ということかなと思います。
顧客にしっかりと目を向けて同じサービスを届けれているか、ということですかね。本質的な部分をしっかりと関係者で持てていることで、その後のサービス展開にも関わる重要なことかなと。
オムニチャネルの入口はデータ連携なのか?
予算がなくても実施できるオムニチャネル施策
ポイントはどのタッチポイントでも顧客の体験を統一させることです。
まずは、オムニチャネルという流行り言葉・思考を捨て、やれることをやってみてはどうかなと思うんですよね。
データ連携などのインフラ整備はその先。
例えば、
①ECサイトと店舗の商品を出来るだけ統一させる
┗入荷日を揃えることは難しいでしょうが、限りなく近づけるだけでも、スキマ時間に前日店舗で見た商品を直営通販サイト上で確認出来ます
②キャンペーンはすべてのメディアで告知
┗顧客が店舗・ECサイト・SNS、どのタッチポイントであってもブランド共通のキャンペーンは顧客にとって有益な情報です。SNS限定のキャンペーンであっても、顧客のタッチポイントがSNSだけとは限らないので、店舗・ECサイト・メールマガジンでも告知すべきです
③店舗スタッフがECサイトの存在を知らない、またはほとんどお客様にお伝えしない
┗欲しいと思った商品をすぐに購入する人もいれば、色々考えた末購入する人もいます。後者の機会損失を防ぐために、その場で購入に至らなかったお客様に通販サイトをお伝えするだけでも結果は変わってくるでしょう
④ECサイトのチームに店舗経験者がいない
┗ECサイト上での接客・商品の見せ方が分かっていない人ばかりでは、そのブランドの商品を売る最良な方法を知っている人が不在ということです。しっかりと店頭での実績がある人は、商品1つ1つの売れる見せ方を知っていますし、なにより本部への説得の際には潤滑油になってくれるでしょう
オムニチャネルという言葉に捉われない
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